成長期

成長期について

同じ年、同じ日に生まれても成長のスピードは異なります。成長のスピードが異なる中で同じトレーニングを行うと、出来る子と出来ない子の差が大きくなります。成長期を見極め自分が今すべきことをはっきりすることで、目標達成がしやすくなります。

成長期のピークが平均よりも

早く訪れる子 「早熟」

平均的な子   「標準」

遅く訪れる子 「晩成」

早熟の子の特徴

周りの子より身体が大きく運動神経がよく

結果が出やすいので小さい頃はエースとして活躍する。身体的な差で相手に勝ちやすいのと、技術を習得しやすい期間が短いため、他の子が成長期を迎えると差が無くなってきてしまい、期待通りの結果が出づらい。常に高いレベルや要求を与えないといけない。そして技術的な問題を誤魔化さずに向き合い続けることが重要。

保護者、指導者がプレッシャーをかけすぎず、寄り添い、常に早熟に合わせたトレーニング、練習での要求を行うことで期待通りの結果をもたらしトップレベルのまま突き抜けていく可能性がある。

晩成の子の特徴

身体が小さく、筋力が弱いため結果が出づらい。他の子と比べられることが多く、要求に応えられず挫折してしまう子もいる。技術を習得できる期間(脳の可塑性)が早熟の子よりも長い。この期間は結果がでづらいが、めげずに努力を重ねると成長期以降に急激に伸びる可能性が高い。保護者、指導者が本人のモチベーションを保つことが大事。「ダイヤの原石」の可能性がある。

成長期の測定

ちなみにこの早熟・標準・晩成は身長・座高・体重・生年月日から計算することができます。

成長期のピークを知り、今何をするべきかが分かると指導の仕方も変わってくると思います。選手が壁にぶつかっている時に何を優先するべきかはっきりしてくると思います。